八束小学校=岡山県真庭市=で24日、市出身の画家・栗田咲子さん(51)=大阪府=を招いた図工の授業が行われ、6年生19人が紙のコラージュで個性豊かな自画像作りに挑戦した。
「ワンダー自画像」と題し、子どもたちの自由な発想力と想像力を伸ばそうと実施。自分たちが思う「不思議」や「驚き」を要素に加えて、描く、切る、張る作業を組み合わせて制作した。
鏡を見ながら自分の顔をスケッチした後、それを切り取って色画用紙に貼り付けた。続いて新聞紙や色紙、お菓子の紙などを思い思いの形に切って貼ったり、絵を描き加えたりと、面白く見えるように雰囲気を演出。約2時間の作業でユニークな作品が次々と完成した。
子どもたちは「好きなものや不思議なものをいっぱい詰め込んだ」「途中で別の形にしようと思いつき、形を変えたりして楽しくできた」と話していた。
蒜山ミュージアム(同市蒜山上長田)で開催中の栗田さんの個展「涌く惑(わくわく)ワンダーランド」の関連行事として市が実施。この日は蒜山中学校でも3年生を対象に行われた。