岡山県津山市の喬松小学校の児童と大井西地域の住民有志たちが協力して作ったイルミネーションの点灯が14日、少林寺(清涼晃輝住職)=津山市中北上=で行われ、色とりどりの明かりが夜の境内を照らし、幻想的な雰囲気を醸し出している。18日まで。
赤、青、黄、緑などのLED電球約81000個と手作りランプ「蝋燭(ろうそく)の明かりの花」約150個が、石段や山門の周りを華やかに彩る一方、本堂では全校児童39人のイラストや文字が書かれた竹灯籠約150個や和傘などが並ぶ。点灯は午後6時から9時まで。
毎年来ているという同校2年の木原丈君(8)は「とてもきれいで、すてき。自分のイラストを付けた灯籠もあるのでぜひ多くの人に見てもらいたい」。清涼住職(44)は「地元の子どもたちと地域の人たちとのつながりの強さを感じている。お寺を華やかにしてもらいとてもうれしい」と話した。
同企画は、2020年度に当時の3年生(現6年生)が町を明るくして活気づけようと、地域の人たちと始めた取り組み。21年度「津山市景観賞」の景観活動部門賞を受賞している。