岡山県美作市の萩原誠司市長(64)は19日、開会中の6月定例市議会に提案した教育長の人事案が18日否決されたことを受け、岡本泰介議長に7月25日付の辞表を提出した。岡本議長は市選管に通知。公職選挙法の規定で翌日から50日以内に市長選が行われることになり、市選管は21日に会合を開いて日程を決める。萩原氏は再出馬する意向。
18日の本会議では、空席の教育長に元小学校長を充てる人事案を追加上程。岡本議長を除く16人による無記名投票での採決が賛成ゼロ、反対16(白票を含む)で否決され、混乱の責任を取る形で辞表を出したとみられる。
萩原氏は、旧通産省勤務を経て平成1999年から2005年まで岡山市長、同年から09年まで衆議院議員を務め14年、同市長選で初当選。18年に再選を果たし、任期を2年近く残しての辞職となる。
市長選と同日程で現職議員の死去に伴う市議補選(欠員1)も行われる予定。
萩原誠司美作市長辞表を提出/岡山・美作市
- 2020年6月20日
- 行政・公共