落語家・立川晴の輔さんの独演会(お多福旅館主催)が20日、岡山県津山市のお多福旅館で開かれ、約130人の笑いを誘った。
高校時代を津山で過ごした晴の輔さん。立ちトークでは、懐かしい青春時代の思い出や、コロナ禍で落語ができなかった時期の裏話を笑いを交えながら話し、会場を盛り上げた。
披露された演目は、蕎麦屋で店を褒めちぎり、勘定をごまかした男の真似をする「時そば」と、そろばん占い師を装いながら窮地を乗りこえていく「御神酒徳利」。活き活きとした語り口と演技で観客を古典落語の世界へと引き込み、大きな拍手と笑い声が送られていた。
会場は、創業90年をこえる老舗旅館。津山藩の文人墨客の絵画や書が飾られている大広場での開催だった。
◇立川晴の輔(たてかわ・はれのすけ)1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ。岡山県作陽高校卒業、東京農業大学農学部卒業後、1997年に立川志の輔に入門。2013年立川流真打に昇進。BS日テレ「笑点 特大号」、ラジオ『週刊なるほど!ニッポン』ニッポン放送でも活躍中、津山朝日新聞でも隔週コラム「立川晴の輔・あしたは晴れるや!」連載中。
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