誕生寺支援学校「野の花ショップ〜夢元〜(ゆげ)」再開/岡山・久米南町

教育・保育・学校
         

 岡山県久米郡久米南町下弓削のJR弓削駅舎内にある、誕生寺支援学校のアンテナショップ「野の花ショップ〜夢元〜(ゆげ)」が2日、約4カ月ぶりに営業を再開。生徒たちの笑顔と元気な声が大勢の来店客を迎え、地域に活気が戻った。今月は火、木曜日(23日を除く)に開く。
 高等部を中心とする生徒たちが販売や接客を実践する場だが、新型コロナウイルスの感染予防として2月末から営業を中止していた。初日は2、3年生7人が参加し、授業で作った焼き物や花、キーホルダー、喫茶コーナーではコーヒーや紅茶、マドレーヌを販売した。
 この日を心待ちにしていたという生徒たちは「いらっしゃいませ」「ごゆっくりどうぞ」と張り切った様子で接客。訪れた人たちも商品を選びながら生徒たちと会話するなど久しぶりの開店を喜んだ。花を買った延原国男さん(72)は「みんなの憩いの場なので、楽しみにして来た。生徒たちの笑顔に元気をもらえた」と話した。
 3年の田中小太朗さん(18)は「たくさんのお客さんに来てもらえたことに感謝したい。久しぶりなので少し戸惑ったけど、みなさんと会話もできてうれしかった」。同・女子(18)も「忙しかったけど楽しく接客できた。これからも皆さんを気持ち良く迎えられるよう頑張りたい」と話していた。
 開店時間は午前10時〜午後2時で、8月は休業する。新型コロナ対策として、店員はマスク着用や手指消毒を徹底。レジに飛まつ防止のビニールシートを設置したほか、客同士が向き合わないよう店内のいすを減らすなどした。

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花を選ぶ人たちに接客する生徒たち


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