岡山中央総合情報公社=岡山県久米郡美咲町=は27日、住民税ふるさと納税ワンストップ特例対象者の課税計算に誤りがあったと発表した。真庭、美作市、鏡野、奈義、久米南、美咲、島根県飯南町、新庄、西粟倉村9市町村の1711件、721万7700円の税額に影響があった。
同公社によると、21日に会員団体から「住民税税額決定通知書の税額について、寄付金控除額にふるさと納税ワンストップ特例分が含まれていない」との問い合わせがあり、発覚した。同社の住民税課税計算システムを修正した際、誤って必要なプログラムを削除していた。
同社は改めて算定・賦課処理を実施し、対象事業所に説明と謝罪をしたうえで正しい税額決定通知書等を送付する。プログラムの修正は完了しており、「課税内容の確認を徹底する体制をつくり、再発防止に取り組む」としている。