岡山県の防災週間(1~8日)に合わせて県警は3日、大規模災害を想定した交通規制訓練を行い、県下全22署が各管内で停電時の信号復旧の方法などを確認した。
このうち津山署では、林田の同署前交差点で信号機を止めて実施し、交通、地域課の署員10人が参加。交通の混乱を避けるため、行き交う車両や歩行者を手信号で誘導した。その後、電柱に備え付けている信号機の制御装置に発電機を接続して点灯させた。
勤務2年目の前岡諄哉巡査は「災害などが発生した時に普段からの備えが役に立つ。交通事故を起こさないことを念頭に日々継続して訓練に励む」。
行本光希交通課交通規制係長は「いつ地震などの災害が起こってもおかしくない現状の中、より一層意識を高めていく。実際に起こると混乱した状況下で誘導しなければならない。スムーズな誘導や避難につながるよう今後も練度を高めていく」と話した。
同署によると、落雷や台風などの影響で信号機が停止することがあり「異常を発見した際には速やかに通報を。そして緊急時には警察官の誘導に従い、落ち着いて行動してほしい」と呼びかけている。
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