岡山県津山市は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した小規模事業者に一律20万円を支給する独自支援策「小規模事業者緊急支援事業」について、制度の拡充を検討する。現在の申請要件を満たさずに対象外となる事例が見受けられるという。
同事業は、従業員数が20人以下の小規模事業者を対象としているが、卸小売・サービス業については5人以下となるため、6人以上の場合は対象外となる。また店舗などが市外にある市民、市内に店舗などを持つ市外の人は他の自治体からの支援も得られず、厳しい状況にあるという。
現行制度では、2〜4月のいずれか1カ月の売り上げが前年の月平均より20%以上減少―も条件になっている。申請相談で、休業の長期化やサプライチェーンの分断などにより、5月以降の売り上げ減少が懸念される事業者もいるという。
こうした状況を踏まえ、市は要件や期間などを改める方針を示し、第3次補正予算編成の中で制度拡充を検討する。
議会トピックス 小規模事業者支援制度拡充
- 2020年6月10日
- 行政・公共