岡山県津山市の谷口圭三市長がニュースサイトの記事の一部削除・訂正などを求めた訴訟について、市長は10日、控訴を見送る考えを明らかにした。
東京地裁は先月28日、市長の請求をいずれも棄却する判決を出した。市長は「過去にとらわれるよりも、将来に向けた市政運営に全精力を傾ける方がより建設的と判断した」とコメントした。
その上で「被告が配信した事実と異なる記事の削除や訂正広告の掲載などの請求が認められなかった点は遺憾である半面、判決理由で私が高額接待を受けた事実が存在しないこと、また記事は一般読者にあたかも事実があったと誤解されうる内容であったと判示されている点で所期の目的が果たされたと受け止めている」とした。