第55回「県北書作展」(県北書作家協会主催、津山朝日新聞社など後援)が11日、岡山県津山市新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで始まり、趣深い秀作に愛好家らが見入っている。13日まで。
同協会(今井烏石会長)の会員48人が近作を一点ずつ出展。
写経、詩文、短歌、漢詩などを題材にした、流麗な仮名や筆の開閉を駆使し見事に表現した調和体、美を探求した独自性のある前衛書などがずらりと並ぶ。
平家物語や「ゆず」が歌う「栄光の架け橋」の歌詞といった多彩な作品もあり、来場者はじっくりと作風を堪能している。
さらに、書に触れ合う機会をと今回からワークショップも開催。書き方を教わりながら半紙や色紙に好きな文字をしたためることができ、人気を博している。
今井会長は「書を見て楽しみ、書いて楽しむ時間を過ごしてほしい。味わい深い魅力を感じてもらえれば」と話している。