美作高校生が農業体験を通して地域住民と交流を図るプロジェクト「I・M・O(いも)」の本年度初回講習が25日、岡山県津山市高倉地区の畑で開かれ、住民らと土を耕すなどしてサツマイモの苗を植える前の準備に取り組んだ。
地域に貢献して人間性を磨くことを目的とした活動で、特殊技能資格取得を目指すライセンスコース3年生13人が参加。高倉公民館(下高倉西)付近にある畑(計10アール)で、高倉地域づくりの会のメンバーに教わりながら作業開始。くわやじょれんで土を掘り起こして畝(うね)をつくり、雑草除け用のビニールシートをかぶせた。
時間がある時は家で農作業の手伝いをしているという梶原しゅりさん(17)は「地域の人たちや学校のみんなと一緒に作業するのは新鮮な感じがして楽しかった。効率的な作業の進め方や道具の使い方などを教わったので、改めて家で取り組んでみたい」と話した。
講習は年間通して行われ、5月中旬に紅はるか、シルクスイートの苗を植える。10月に収穫したサツマイモはプロジェクトに協力しているホームセンター・ナンバで生徒たちが販売する予定。
