岡山県は、台風7号による県内の農林水産関係の被害総額をまとめた。農業用施設の損壊や農作物の被害など、県北部を中心に12市町村で計11億8470万円に上った。
農地・農業用施設の被害では、河川から農業用水を引き込む頭首工の損壊が津山市と鏡野町の計8カ所で4億8100万円。水路の損壊は津山、高梁市、鏡野町など6市町村の22カ所で2億100万円。田畑ののり面崩壊は津山、真庭、美作、赤磐市など10市町村の98カ所で2億8900万円など。
農作物の被害は、土砂流入や強風の倒伏による水稲が鏡野、奈義町で827万円。倒伏するなどした黒大豆などの野菜が津山、真庭市、奈義町で503万円。
林道関係では、路面崩壊が津山、真庭市、鏡野町の17カ所で6600万円など。
このほか水産関係では、鏡野町の養魚場で施設の損壊700万円。