岡山県津山市は15日、鳥取県鳥取市で1月に住居侵入の疑いで逮捕された都市建設部管理課の主幹男性(51)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性は同日付で依願退職した。
市によると、男性職員は1月20日、鳥取市内の住宅の敷地内に侵入し、パトロール中の警察官に見つかって現行犯逮捕。その後、不起訴となった。
また、昨年5月10日と20日に鳥取県内の民家の敷地に侵入し、建物内を動画盗撮していたことが分かり、2月2日に再逮捕。鳥取県の迷惑防止条例違反などで同21日に鳥取簡裁から罰金50万円の略式命令を受け、翌日納付した。
一連の行為が市全体の信頼を損ない、著しく名誉を失墜させたとして、市は処分を決定。市の聴き取りに男性は「許されないことをしてしまった」と話しているという。
谷口圭三市長は「事態を重く受け止め、全職員に綱紀の保持を改めて通達しており、今後このような不祥事が起こらないよう信頼回復に向け、誠心誠意取り組んでいきたい」とのコメントを出した。