「つやま援農塾」の実践講座が29日、野村市農業拠点施設「まほらファーム」であり、ピオーネ部門の10人が収穫の喜びを味わった。
これまで3回の講座で花穂の整形、房の摘粒などを習い、この日は実習の最終回。大山正志同ファームアドバイザーや美作広域農業普及指導センターの担当者が指導し、前回に自ら粒を間引いた房の付け根にはさみを入れ、慎重に摘み取った。続いて出荷用のセロファン包装、箱詰め作業の要領も見聞きした。
上田邑の会社員・鳥取有紀さん(45)は「予想以上に立派な房が実った。親が農業で将来的にブドウ栽培を考えており、各作業のポイントを丁寧に教えてもらえて勉強になった」と話した。
同塾は新たに就農を目指す人らを対象にし、本年度はピオーネ部門を12人、野菜部門を4人が受講。
野村市農業拠点施設「まほらファーム」つやま援農塾の実践講座 ピオーネ収穫