鍋料理などに使われる白ネギの収穫が、岡山県津山市加茂町にある小野田修さん(59)のほ場で進んでいる。厳しい暑さに見舞われたものの順調に生育。「津山産白ネギの産地化とブランド化を目指したい」と作業に励んでいる。
同町出身の小野田さんは、勤めていた会社を2年前に早期退職して就農。現在、加茂町と旧市内のほ場計50アール(昨年30アール)で白ネギを栽培している。
4、5月に苗を定植。猛暑の影響で全国的にネギが不作となる中、小野田さんは病気や害虫対策などに力を入れ、「何とか良質に仕上がった」という。9月上旬に収穫を始め、高さ70〜80センチに育った1本1本を引き抜き、かごに入れていく。
「秋から冬にかけて、鍋物や焼きネギなどにして味わってほしい」小野田さん。「試行錯誤しながら栽培に取り組んでおり、将来、津山産白ネギのブランド化を目指したい」という。来年は作付面積を倍の1ヘクタールに増やす計画だ。