第60回鏡野町商工会通常総会が21日、鏡野町竹田のペスタロッチ館で開かれ、本年度の事業計画について協議した。任期満了に伴う役員改選では中田和友会長(中田石油店)を再任した。任期は3年。
県の緊急事態宣言の発令により永年勤続優良従業員表彰式は延期し、会員50人が出席。中田会長は「コロナ禍により、営業を自粛するなど経済活動に影響が出ており、鏡野町も苦しい状況。商工会だけでなく、中小企業や小規模事業者に寄り添った支援をより強化して課題を解決していこう」とあいさつした。
議事では地域振興事業の「鏡野町プレミアム商品券」について約3億2751万円の販売実績のほか換金額について報告があった。また経営支援や地域づくりなどの事業計画を決めた。主な計画は▽会員のニーズを把握し手軽に相談できる商工会にする▽創業や経営支援の充実を図る▽自主財源を確保し財政基盤の確立を目指すなど運営体制の強化▽6次産業化育成検討委員会の活動を充実させ地域ブランドづくりに力を入れる▽鏡野町と連携し、求職者と事業者を引きあわせ、雇用を推進する―などを承認した。
中田会長を除く役員は次の通り。(敬称略、○印は新任)
▽副会長=○宇佐美勝正(ハーモニー)、○小椋利彦(おくつテンペ工房)▽監事=水島佳治(鏡水)、○妹尾真治(妹尾石材店)
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あいさつする中田会長
鏡野町商工会総会
- 2021年5月25日
- 行政・公共