第4回「OKUTSU芸術祭」(同実行委主催)が10日、岡山県鏡野町の奥津温泉街や国道179号沿線エリアで開幕した。絵画や彫刻など多彩なアート作品が観光客や行楽客らを楽しませている。11月20日まで。
かがみの近代美術館や奥津公民館、富総合福祉センター、国民宿舎いつきなど町中心約20会場に、美作地域ゆかりの美術家の作品、のれんや手ぬぐいアートを展示。道の駅・奥津温泉では「山の洗濯美術館」と題し、鮮やかに色付けした手ぬぐいアートが回廊や芝生広場で風にはためいている。手描きの日よけのれん「ゆえんふ(湯縁布)」を各会場に飾るプロジェクトもあり、訪れた人たちが写真を撮るなどして芸術の秋を味わっている。
ペスタロッチ館夢ホールでは11日ファミリーライブ、18日岡田充吉ピアノコンサートを開催。
毎年参加している岡山市の中野恵子さん(73)は「アートを通じて知らないお寺や地域の魅力を発見できる。期間中何度も訪れたい」と話していた。
問い合わせは、同美術館(☎0868-52-0722)。