岡山県鏡野町の「鏡野風力発電を考える会」(大角香櫻里代表)はこのほど、同町富と羽出地域に東京の民間企業が計画している大規模な風力発電所建設事業に反対する要望書と4806筆の署名を町に提出した。
想定区域一帯は水源かん養保安林に指定されており、希少な野生動物が生息する地域で、土砂災害の発生、健康リスク、生物多様性の破壊などが懸念されると指摘。事業中止を求めるとともに、保安林指定解除の手続きに町長が同意しないよう求めている。町外も含む署名を添えて提出した。
事業はジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)が最大25基の風車を設置する計画で、最大発電量は9万2400キロワット。