美作市を拠点に活動する「美作アマチュア陸上競技連盟」(小林洋一代表兼コーチ)は、陸上競技に取り組んでいる人気ユーチューバーを招いて、市内にある練習環境や湯郷温泉、農産物などの魅力を発信する映像撮影イベントを実施するため、インターネットを通じて資金の支援を募るクラウドファンディングを21日からスタートさせる。
コロナ禍に伴う外出自粛で市民の運動機能が低下したり、市内の飲食や観光業界が大打撃を受けたりしている中、地域活性化を図ろうと企画。コロナの影響で落ち込んだ陸上競技と観光産業をタイアップさせ、湯郷温泉を中心とした観光回遊性を目指す。
具体的には、人気ユーチューバーを10月中旬〜下旬ごろに招いて、▽疲労回復環境としての温泉▽温泉付近にあるロードコースなどの練習環境▽野菜販売店で農作物による栄養摂取と免疫力向上―について撮影。陸上競技で最高のパフォーマンスを出すための「練習、休養、食事」の大切さを”美作市発”で発信してもらう。
クラウドファンディングサービス「READYFOR」(レディーフォー)で実施し、目標金額は90万円。返礼品は市の風景画の絵葉書、オリジナルTシャツ、特産ピオーネなど。また支援者限定の優先権利として、人気ユーチューバーランナーとの合同練習会や温泉宿泊なども準備する。
小林洋一代表兼コーチ(43)は「陸上競技はシンプルなスポーツだが、他分野との融合により、この地域に新たなスポーツツーリズムコンテンツを創出させたい。みなさんのご支援をお願いします」と話している。
プロジェクト公開後のURLは、https://readyfor.jp/projects/63386
陸上競技で地域発信と活性化