津山文化教室(書道)の本年度「つやま生活美術習作展」が30日から31日まで、岡山県津山市のアルネ津山4階・地域交流センターアートギャラリーで開かれている。楷書、行書、草書、調和体を駆使した雲煙飛動の力作が訪れた人たちの目を楽しませている。
小学生と60〜70代の受講生計12人が1年間の習練や創作活動の成果を披露。講師の阿形雍山さん(77)=院庄=も含めて計35点を展示している。
世の中に並ぶものがいないほど優れていることを指す四字熟語「天下無双」、邪念の無い素直な心を説いた論語の一節「思無邪(おもいよこしまなし)」など、それぞれが心に響いた言葉をしたためた入魂の作が会場にずらり。弘法大師の漢詩を読み下した意欲作や小学生2人の毛筆と硬筆作品もあり、見事な出来栄えに関心が寄せられている。
阿形さんは「初心者の人たちも頑張って取り組んだ。多くの人に見ていただけると励みになる」と話している。