秋の味覚・リンゴの収穫が、岡山県津山市阿波の重山秀也さん(65)方で最盛期を迎えている。冷涼な気候と豊かな自然に育まれ、赤く色づいた果実がリンゴ園を彩っている。
重山さんは岡山市から移住して4年目。前の所有者が育てていた「つがる」「ふじ」「王林」のほか、高密植栽培で新たに「シナノドルチェ」「シナノスイート」「ぐんま名月」など計約180本の木を手がけている。
今年の収穫は8月末から始まり、今は中生(なかて)のシナノスイートとぐんま名月がピーク。個人販売のほか、市内のレストランに出荷している。「昨年は台風にやられたが、今年は甘みも実の大きさも十分。阿波に来た時に、リンゴ園に気軽にお越しください」と重山さん。収穫は晩生(おくて)のふじが終わる11月中ごろまで続く。