美作保健所管内栄養改善協議会の本年度総会と創立60周年記念講演会が7日、岡山県津山市大田のリージョンセンターで開かれ、事業計画を決めるとともに健康づくりや食育への認識を深めた。
津山市と鏡野、美咲、久米南町の栄養委員ら約150人が出席。
中島玲子会長が「昭和39年の結成から60周年を迎えた。戦後の食糧難の中で女性たちの思いから起こった栄養改善活動の始まりに思いをはせ、次世代につなげていく使命を感じる。地域に根差した健康づくりのボランティアとして活動の輪を大きく広げていきたい」とあいさつした。
光井聡美作保健所長のあいさつ、来賓の祝辞に続いて議事に移り、事業計画では▽バランスのとれた食事・運動・休養の普及啓発▽食育の推進▽生活習慣病の予防―などを重点目標に、各種活動に取り組むことを承認。
この後の記念講演会では、料理研究家の坂本佳奈さん(兵庫県神戸市)が「食べることの意味をもう一度考えてみませんか~子どもから高齢者の食育について~」と題して話し、参加者は熱心に耳を傾けていた。