高崎泰子さん(54)=野介代=の水墨画初個展が新魚町のアルネ津山4階・アートギャラリーで開かれ、四季の花木や風景などを描いた意欲作に来場者が見入っている。25日まで。
画家・大谷南椛さん(妙原)に師事し、20年以上制作に励む高崎さん(南椛墨画会役員、雅号南津)が、軸装や額装にしたここ数年の作約40点を出展。
ハギやフジ、ナンテンといった花木は、流麗な筆遣いと墨の微妙な濃淡が妙味を醸す。アジサイ、ボタンの大輪は花弁に施した彩色が華やか。冬の山里や白山などの風景は、薄墨の陰影が雪の白さを際立たせる。竜虎、夫婦ヅルも目を引く。
高崎さんは「キャリアを重ねてようやく自信がつき、思い立った。コロナ禍の中で、見る人の癒やしになれば幸い」と話している。
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四季の花や風景などの水墨画と高崎さん
高崎泰子さん水墨画初個展