岡山県・美作地域の高校生が企画・運営する第6回「県北のうまいもん大集合!うまいもん商店街!」(美作県民局主催)が24日、津山市のソシオ一番街、銀天街、元魚町商店街、アルネ津山東広場で開かれ、多彩なグルメを味わう大勢の家族連れらでにぎわった。
通りには津山市を中心に近隣市町村の飲食店や農園、福祉施設、地域運営組織など計34店の屋台が並び、津山ホルモンうどん、なぎビーフのタルト、黒豆バーガー、トルコ料理のケバブ、タイ料理のカオマンガイといったそれぞれ自慢の料理を提供。訪れた人たちは各店を巡って購入した後、飲食スペースで食べ比べて楽しんでいた。
イベント実行委メンバーと同県民局管内や県南の各高校から集ったボランティア計約60人が各店やブースの運営を手伝い、店頭で「いらっしゃいませ」と呼び掛けるほか、注文をとる、商品を手渡すなどして機敏に動く姿も見られた。
久米南町里方の会社員・松本望実さん(23)は「普段通う店から、なかなか行けない人気店までたくさんの店が集まっていて驚いた。イベントを開催した高校生たちの積極性と力にすごさを感じる」。
ボランティアに参加した津山高校2年・小林百々花さん(16)は「始めは緊張していたけど、お店のみなさんが優しくて打ち解けることができてうれしい。アルバイトをしたことが無かったのでとても貴重な経験になった」と話していた。
今回は森の芸術祭に合わせて作品展示会場を巡るスタンプラリーを実施。さらに今夏岡山市で開かれた「鈴木敏夫とジブリ展」でお披露目された勝山、林野、津山東、津山工業高校書道部の力作をアーケードの天井に掲げるなどした。