市内在住55歳以上の男性を対象とした料理教室「男のエプロン教室」の受講生と津山東高校生徒との交流会が14日、岡山県津山市新野東の勝北福祉センターで開かれ、昼食を作って食べるなどして親睦を深めた。
同教室は食と栄養に興味を持って自身で食事や健康管理できるようになる「食の自立」と趣味の充実を図って年に5回実施している。今回は男性13人と、ボランティアの一環で看護科3年生3人が参加。「豆腐入りハンバーグ」や「エリンギのカレー炒め」「しそこんにゃく」「洋風茶わん蒸し」「チョコレートシリアルバー」など主菜と副菜計7品を作った。
講師を務める栄養士から手順を教わった後、参加者はグループで役割を分担して調理を開始。男性たちはタマネギをみじん切りにしてあいびき肉と木綿豆腐と一緒に混ぜるなど慣れた手つきで進め、高校生たちは補助に入り、指示を受けながら効率的に動いていた。作業の合間には両者打ち解けた様子で会話を楽しむ姿も見られた。
林田の和田一幸さん(68)は「てきぱきと動いてくれて頼もしかった。若い人がいることで周囲も活気にあふれる」。藤本あおいさん(18)は「シニア世代の男性が集まって料理を作るところを初めて見た。男性が料理をするイメージが無かったので新鮮に感じた。助け合いながら団結して取り組む姿は楽しそうに見えた」と話していた。
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