「津山東高校レストランしののめキッチン」が16日、岡山県津山市の作州民芸館(津山まちの駅城西)で開かれ、訪れた人たちは生徒たち手づくりのデザートを味わった。
生徒のスキルアップと地域活性化を目的に開催する恒例のイベントで、今回は食物調理科で調理研究同好会の3年生8人がメニューの考案から接客までを担当。小麦粉やショウガといった市産の食材を使った9品を作り、イギリス発祥の茶会「アフタヌーン・ティー」の様式を取り入れてもてなした。
この日は、予約していた60人のほか、地域住民らがオープンとともに次々と来店。同校で収穫した柿を活用した「干し柿のバターサンド」、津山藩医・宇田川榕菴にちなんで生まれた「津山榕菴珈琲」のスノーボールクッキーなど、色とりどりのデザートを乗せたティースタンドが運ばれてくると、「高級ホテルのデザートみたい」と喜び、おいしそうに食べていた。
津山市小田中の藤原和江さん(77)は「見た目が美しく、味も絶品。接客も丁寧で、高校生が頑張っている姿を見て元気をもらった。次の開催も楽しみにしている」と話していた。