10カ月連続で前年実績を上回る「1月の県内主要観光施設30カ所利用者調査」/ 岡山県

行政・公共 津山朝日新聞社
         

 岡山県がまとめた1月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では35万2782人で、新型コロナウイルス流行「第8波」のピークと重なったものの、前年同月に比べて20・7%増え、10カ月連続で前年実績を上回った。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。県が年末年始に行動制限を設けなかったことに加え、全国旅行支援「おかやまハレ旅応援割」の継続が後押し。
 美作県民局エリアの10施設は5万9350人で前年同月比4・8%増。このうち津山城(岡山県津山市山下)は3396人と前年同月比22・2%増、津山まなびの鉄道館(大谷)は2752人で前年同月比9・4%増、道の駅・奥津温泉(鏡野町奥津
)は4414人で前年同月比6・1%減など。
 一方、備前県民局エリアの10施設は13万5500人で前年同月比32・9%増。備中県民局エリアは15万7932人で、前年同月比18・1%増だった。
 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ39施設の宿泊者数は前年同月比28・5%増でほぼコロナ禍前の水準に回復。
 県観光課では「3月末を期限としているハレ旅応援割を4月以降も延長する方針で、感染状況が落ち着いてきた中、需要を喚起して観光復興につなげていきたい」としている。


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