美作市は24日、2023年度の当初予算案を発表した。一般会計総額は233億9200万円で、新庁舎建設工事などの大型ハード整備事業費を盛り込み、骨格編成だった前年度当初比19・6%増、3年ぶりのプラス編成となった。28日開会の3月定例市議会に上程する。
ハード面は新庁舎整備をはじめ、英田保育園建設、作東公民館整備など24年度末が発行期限となる合併特例債を活用した事業予算を計上したため大幅増。ソフト面では、高齢者の健康寿命延伸、子育て世帯の支援などの福祉施策を重視して編成した。財源は地方交付税、国・県支出金、市税、市債、公共施設整備基金などで、不足分の約7億5000万円は財政調整基金を繰り入れる。
歳出の主な内訳は▽北山地区に移転新築する新庁舎建設事業と防災公園整備事業18億5771万円▽英田保育園整備事業7億573万円▽作東公民館整備事業4億670万円▽有害鳥獣捕獲奨励事業1億2407万円▽事務局機能を市が担う農地などの多面的機能支払交付金事業1億5449万円▽海田茶ブランディング事業245万円―など。
新規では▽出産・子育て応援交付金事業2047万円▽みまさか創生映画プロモーション事業1780万円▽湯郷温泉街に整備する湯のまちトイレ整備事業6279万円▽地域フレイル予防事業503万円▽農業生産性向上支援事業―など。
2023年度当初予算案発表!/ 岡山県美作市
- 2023年2月25日
- 行政・公共