2023年度当初予算案発表 / 岡山県真庭市

行政・公共 津山朝日新聞社
         

 真庭市は15日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は342億8600万円で、前年度比6・0%増と、市政施行以来最大の予算額となった。急激な少子化や人口減少の中、将来世代が希望を持つことができるよう、子育て支援策を最重要プロジェクトと位置付けた。22日開会の3月定例市議会に上程する。
 歳入は、市税は新築家屋及び償却資産の増による固定資産税の増加などにより、前年度比1・8%増の51億5630万を見込んでいる。国庫支出金は、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金及び就学前教育・保育施設整備交付金の増などにより、11・3%増の33億9710万円を計上している。
 主な事業は次の通り。
 【こどもはぐくみ応援プロジェクト】▽18歳までの保健診療にかかる医療費の無償化1億8847万円▽出産・子育ての伴走型相談支援と、出産応援、子育て応援給付金それぞれ5万円の経済的支援2365万円▽医療的ケア児訪問看護の医療保険外部分の助成102万円▽母子保健コーディネーターを2人に増員した伴走型相談支援の充実1315万円▽里山の山村留学体制づくりや自然体験プログラム486万円
 【新時代への挑戦(アフターコロナ・dx)】▽点在する観光資源をつなげた一体的な”まにわスタイル観光”の確立4133万円▽デジタル地域通貨「まにこいん」普及促進のポイント還元など1億3899万円▽小中学校やこども園などの給食材料費高騰に伴う支援2577万円▽成年後見制度利用促進の権利擁護ステーション設置580万円▽共生社会市民会議の設置227万円
 【安全・安心で魅力的な地域づくり】▽JR姫新線利用促進事業567万円▽AIオンデマンド交通システム導入に向けた実証運用1695万円
 【力強い循環型の地域経済づくり】▽シェアオフィス「蒜山ひととき」のオープニングや利用促進イベント954万円▽真庭市産農産物のブランド化、付加価値向上のための発信力向上事業330万円▽中国四国酪農大学への出資による農業振興の推進100万円
 【持続可能な真庭の環境づくり】▽4小中学校へのPPA事業による太陽光発電設備の導入7000万円▽18公共施設のLED改修工事と6施設のLED化設計4億9851万円▽EV利用促進のための3施設への充電インフラと整備と行政によるEV活用の拡大2973万円
 【夢ある子育て「ひと」づくりと豊かな文化づくり】▽全26校のコミュニティスクール化や地域学校協働本部の設置、教育魅力化の推進5733万円▽通学困難な高校生を対象にした、勝山高蒜山校地近隣の交流・研修・寄宿舎的機能を有する施設整備の設計測量など3552万円


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