３億８６０万円を減額！「本年度一般会計補正予算案（第１０次）」を発表 / 岡山県津山市

　津山市は２０日、３億８６０万円を減額する本年度一般会計補正予算案（第１０次）を発表した。補正後の総額は５２２億７１１９万円で、前年度同期比０・５％増。２７日開会の３月定例市議会に提案する。
　各事業費の確定見込みに伴う調整による減額のほか、コロナ交付金を活用した原油価格・物価高騰対策、国の補正予算への対応として取り組む感染症対策、防災・減災、国土強靭化の推進などを中心に編成した。
　主な事業は▽子育て世帯への生活応援金として、２００５年４月２日から２３年４月１日までに生まれた児童約１万６２００人に１人当たり１万円の支給１億７０００万円▽省エネルギー化の促進に向けた２３年度の家庭用蓄電池や電気自動車、Ｖ２Ｈシステムなどの導入経費助成１１２０万円▽１月２４日以降の豪雪に伴う除排雪経費１億２６５７万円▽給食調理用燃料費の２３年度保護者負担分の全額公費負担２０５９万円▽人事院勧告遡（そ）及適用に伴う私立保育園と認定こども園などの運営費（人件費）の増額６１８２万円▽老朽化した橋りょうや横断歩道などの予防的修繕の前倒し実施３０００万円▽都市計画道路・総社川崎線（山北工区）の早期供用開始に向けた前倒し実施１億１７５万円▽２７小学校の感染症対策のための空気清浄機などの購入７９６万円▽８中学校の空気清浄機などの購入２９７万円▽つやま西・東幼稚園の送迎用バス４台の置き去り防止用安全対策装置の設置８０万円―など。
　主な減額は▽庁舎の屋外喫煙スペース設置４９３万円▽２２年度に新たに非課税世帯になった世帯などへの給付金１億７７２０万円▽スマート農業機械などの導入支援７０００万円▽物価高騰の影響を受けた小規模事業者などへの電気・ガス料金の助成１億９５１０万円▽２３年度に基本設計などを延伸する城東まちの駅整備事業２００６万円▽河辺小学校舎長寿命化改修など小学校施設整備５３７４万円―など。