2022年シーズンのサッカー・J2リーグが開幕した。津山市出身で、FC町田ゼルビアのMF佐野海舟選手(21)は20日、FC琉球戦に先発フル出場し、チームは0―0で引き分けた。弟でファジアーノ岡山のMF佐野航大選手(18)はヴァンフォーレ甲府戦で途中出場し、開幕戦でJリーグデビューを果たした。
背番号6を背負う海舟選手は守備的MFとして出場。後半、町田は好機を作ってゴールに迫る場面もあったが、最後までネットを揺らせず、ホームでの白星発進とはならなかった。
海舟選手は「いいスタートを切れるように勝ち点3を必ず取りたかったが、チームとしてうまくいく部分と、いかなかった部分があり、個人としても全然納得のいくプレーができなかった。次の試合では自分の納得のいくプレーで、チームがよくなるようにやっていきたい」と振り返った。
一方、背番号22の高卒新人・航大選手は4―1で迎えた後半27分から出場。守る時間帯での投入だったが、カウンター攻撃時にはゴール前まで駆け上がる場面も。シティライトスタジアムには6554人が訪れた。
観戦した父・龍一さん(46)は「浮き足立つこともなく、いつも通りのプレーで上出来だったと思う」。真庭市在住のファジアーノファンの男性(36)も「カウンターで点に絡みそうなシーンもあったし、高卒ルーキーとは思えなかった。これからに期待できるいいデビューだった」と感激した様子で話した。
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開幕戦でJリーグデビューを果たしたファジアーノのMF佐野航大選手