NPO法人「津山・きびの会」、青少年育成センターの職員らとの意見交換会を行う

行政・公共
         

 NPO法人「津山・きびの会」(川島和子理事長)は15日、青少年育成センターの職員らとの意見交換会を山北の市役所で行った。ひきこもりや不登校の人、その家族が行政の相談窓口に行きやすくなるよう、対応の改善について話し合った。
 昨年11月、市に対して要望書を提出していた。内容は▽相談窓口を一つにするなどして分かりやすくする▽当事者の実情や心情を理解できる相談員の登用―など。同法人のピアサポーターや家族相談員のほか、精神保健福祉士で美作大学社会福祉学科・菅原明美講師ら8人が訪れ、要望書をもとに市の生活福祉課、次世代育成課の職員らと語りあった。
 市の「どの部署が相談を受けても適切な支援機関につなぐように連携している。もし迷ったなら、まずは青少年育成センターに問い合わせてほしい」に対し、川島理事長は「当事者たちは切羽詰まった状況にあり、迅速な対応を求めている。支援機関につながるのに時間がかかっている」と指摘した。
 また、相談員の登用について菅原講師は「当事者の気持ちに共感が出来るひきこもりの経験者に悩みを聞いてもらうのは、心理的な支えになる。市の相談員らと組めばとても有効だ」と話した。
 青少年育成センターと津山・きびの会は「より理解を深めるため、今後も継続して情報を交換していきたい」としている。


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