16日に満100歳の誕生日を迎えた岡山県津山市津山口の倉田代志枝さんに21日、市から記念品が贈られ、家族らが長寿を祝った。
倉田さんは1926(大正15)年、紫保井の農家に4姉妹の末っ子として生まれた。作陽高校の前身・津山女子高等技芸学院を卒業後、東京芝浦電気(現東芝)に就職したが、戦争が激化したため津山に戻り、終戦を迎えた。その2年後、国鉄職員の義夫さんと結婚。夫の転勤に伴いながら娘2人を育て、孫5人、ひ孫8人に恵まれた。
主婦として家事や育児に励む一方、好奇心旺盛な性格で、次女の結婚を機に趣味や生きがいを求めてさまざまな習い事に挑戦。中でもコーラスとちぎり絵は、支えてくれる仲間たちのおかげで50年間続けてきた。料理や裁縫も得意で、かばんや服を仕立てて家族を喜ばせた他、毎日バランスの良い食事を作って食べるなど、健康的な生活を続けてきた。
この日、自宅を訪れた光井聡市長から記念品を受け取った倉田さんは「まさか自分がここまで生きるとは思わなかった。とてもうれしい。これもお世話になった友人たち、娘や孫、ひ孫のおかげ」と感謝した。今後は施設に入ることを決めているが、「入所後も趣味は続けていきたい」と語った。市内に住む次女の河原弘子さん(73)も定期的に会いに行くという。
市によると、20日時点で市内の100歳以上は107人(男性12人、女性95人)。最高齢は男性が105歳、女性が110歳となっている。
