11月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査

行政・公共 津山朝日新聞社
         

岡山県がまとめた2022年11月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では67万9410人で、前年同月に比べて8・3%増加。8カ月連続で前年実績を上回った。コロナ禍影響前の19年同月比では8・2%減となった。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。新型コロナウイルスの感染状況が悪化する中、ウィズコロナの社会経済活動の本格化、全国旅行支援「おかやまハレ旅応援割」も後押しし、県内各地で観光イベントも盛況。
 美作県民局エリアの10施設は18万9710人で前年同月比5・3%減となり、19年同月比では8・4%減。このうち津山城(山下)は2万151人と前年同月比10・1%減、19年同月比2・7%増、津山まなびの鉄道館(大谷)は4110人で前年同月比10・9%増、19年同月比7・5%増。ノースビレッジ(勝央町岡)は1万7180人で前年同月比14・4%減、19年同月比37・2%減。
 一方、後楽園(岡山市)などの備前県民局エリアの10施設は26万5748人で前年同月比27・2%増と大幅に伸び、19年同月比3・1%減。備中県民局エリアは22万3952人で、前年同月比2・7%増、19年同月比13・3%減だった。
 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ50施設のうち回答が得られた34施設の宿泊者数は前年同月比11・4%増、19年同月比5・8%減。
 県観光課では「流行第8波の感染拡大が懸念されるが、全国旅行支援の延長などもあり、12月も回復傾向で推移したもよう」としている。


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