2か月停職の懲戒処分 自衛隊内で暴行 深く反省し勤務継続の意志/岡山・奈義町

行政・公共 津山朝日新聞社
         

 陸上自衛隊日本原駐屯地=岡山県勝田郡奈義町滝本=は26日、上官と同僚隊員にけがを負わせる暴行を加えたとして中部方面特科連隊3等陸曹(32)を同日から2か月停職の懲戒処分にしたと発表した。

 同駐屯地によると、陸曹は2022年9月11日、演習場において上官と口論した際、頭部を殴打して全治1週間を要するけがを負わせたほか、同年12月2日に駐屯地内においても、口論になった同僚を足で蹴って全治5日のけがを負わせた。

 2日とも出来事を目撃した隊員が部隊に報告して発覚。被害者に対する調査や加害者に対する厳正な処分など所有の手続きを行った。陸曹は「深く反省しています」と勤務を継続する意志を示しているという。

 中部方面特科連隊長の米村謙一1等陸佐は「暴力はいかなる場合も許されない。自衛官、社会人としてあってはならず、誠に遺憾。隊員それぞれに対する教育と指導を徹底して再発防止に取り組む」とコメント。同駐屯地は「ハラスメントや暴力、傷害に関する教育をしており、今後も厳しく指導していく」としている。


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