現職の辞職に伴う美作市長選、同市議補選(欠員1)は2日、投開票される。市長選はいずれも無所属で、新人で元市議の安東章治氏(61)、前職の萩原誠司氏(64)が一騎打ちの舌戦を繰り広げている。
安東氏は「市民の意見を聞き、対話を重視した市政を取り戻す」と萩原市政を批判し、財政力検証と市民の将来負担軽減、次世代型農業モデル実践による担い手確保と移住者増、グローバル人材の育成などをアピール。
萩原氏は「市民のための予算を廃案にしようとした議会を改革する」と訴え、コロナ禍の影響を受けた事業者への独自給付、新型コロナの防疫体制強化、防災対策に充てる事業用発電パネル税の導入などを強調する。
無所属新人2人が立った市議補選でも、西山正志氏(68)を萩原陣営、中谷祐輔氏(40)を安東陣営が支援し、市議会の勢力図をからめた激戦となっている。
投票は2日午前7時から午後6時まで27カ所で行われ、8時から中山のみまさかアリーナで開票される。9時半頃には大勢が判明する見通し。
有権者数(7月25日現在)は2万3474人(男1万1148人、女1万2326人)。
2日、美作市長選、同市議補選が投開票される/岡山・美作市
- 2020年8月1日
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