津山圏域消防組合は、2019年の管内での救急の概況をまとめた。出動件数は7876件(前年同期7660件)で、1973年の同組合発足以降最多を4年連続で更新。搬送人数も7276人(同7057人)で大幅に増加した。
出動の内訳は、急病4447件(同4556件)、転院搬送1270件(同1165件)、一般負傷1276件(同1115件)、交通568件(同576件)、労働災害91件(同67件)、水難7件(同12件)などとなった。
搬送を傷病別でみると、最も多いのは軽傷の3105人(同3023人)で、緊急性の低い通報も含まれるとみられる。死亡は159人(同146人)、重症は1100人(同1053人)、中等症は2909人(同2832人)だった。
熱中症の患者(4月29日〜10月6日に集計)は、129人(同189人)と大幅に減った。最多は8月の66件(同53件)。
出動、搬送が増え続けているのは高齢化の影響が大きいと考えられ、65歳以上が全体に占める割合は、急病では69%、転院搬送では76%、一般負傷では77%。熱中症では59%となった。同組合警防課は「全国的に同じ傾向が見られ、今後も増加が予想される」としている。
2019年度・津山圏域消防組合管内の救急の概況まとめ/岡山・津山市
- 2020年4月20日
- 行政・公共