文化活動の功績で本年度文化庁長官表彰を受けた舞踊集団「宮坂流」の宗家・宮坂身志さん(72)=岡山県津山市林田=が2022年12月23日、市役所で谷口圭三市長に喜びを報告した。
宮坂さんは、1971年に宮坂流を創設し、銭太鼓を中心に傘踊り、民謡民舞で民族踊の基盤を守りながら音楽、衣裳などに工夫を加えて現代風にアレンジ。伝統文化に新風を吹き込んだほか、海外での活動にも積極的に参加し、国際交流に貢献している点も評価され、12月14日に東京都内で表彰された。
谷口市長が「県内の表彰は2件と聞き、我がまちにとって大変名誉なこと。これを契機に一層の活躍を期待しています」と称賛。
表彰状を持参した宮坂さんは「地道に半世紀以上取り組み、アメリカやヨーロッパ、アジアの海外公演も約40カ所になる。民謡民舞での表彰は初といい、続けてきてよかった」と笑顔で話した。
同賞は、国内の文化振興や海外発信などに貢献した個人や団体に贈られ、本年度は全国で86人、6団体が選ばれた。