岡山県津山市山北の国名勝・衆楽園の池の水を抜いて清掃する「目指せ!衆楽園をモネの池に大作戦〜今こそ起こそうムーブメント」が15日、同所で開かれた。津山青年会議所(JC)が主催し、会員と津山圏域内に住むボランティア約170人が活動に励んだ。
園内の池は、8割以上が繁殖したスイレンやヒシなどに覆われていて、水はよどみ、堆積した汚泥で異臭が発生する問題が起こっていた。JCは、SDGs(持続可能な開発目標)の「住み続けられるまちづくり」実現に向けた課題の一つとして提起。水の透明度と景観が美しいと言われる根道神社(岐阜県)参道の貯水池・通称「モネの池」にちなみ企画を立ち上げた。
参加者たちはゴム製の衣服・胴長や腕カバー付き手袋を身に付け、グループに分かれて池の中へ。鍬(くわ)などで余分な水草を掘り起こし除去していった。
美作高校2年・松浦楓さんと杉本美羽さんは「幼いころ来た時はきれいなイメージがあったが様変わりしていて残念に思った」「大変だったけど、少しでも元に状態にもどるように手伝いが出来てよかった」と話した。
眞木祐治常任理事委員長は「津山のシンボルである衆楽園を守るのも魅力的な町づくりの一つ」と語っている。
25日に報告、検討会を実施し、成果を検証する。