2027年森の芸術祭に向け アートディレクターに長谷川祐子さん 実行委総会で/岡山・津山市

行政・公共 アートディレクターの続投が決まった長谷川さん=岡山県津山市で
アートディレクターの続投が決まった長谷川さん=岡山県津山市で
         

 岡山県北の観光振興に向け、県が2027年に開催する「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実行委の総会が4日、津山市山下のザ・シロヤマテラス津山別邸で開かれ、本年度事業計画を決め、アートディクターには前回に続き、元金沢21世紀美術館長の長谷川祐子さんを選任した。

 県、JR西日本、開催エリアの美作10市町村と新見、高梁市の首長や担当者らが出席。

 実行委会長の伊原木隆太知事のあいさつに続いて議事に入り、事業計画では▽奈義町現代美術館併設の図書館談話室への作品の恒久設置▽SNSでの情報発信やトークイベントの実施といった広報活動の展開―といった内容を審議、承認した。

 長谷川さんはこれまで世界各地の国際展に携わり、2024年に開催した森の芸術祭では国内外のアーティストを集めて作品展示を指揮し、成功に導いた。2年後の開催に向け「いろいろな仕掛けや食をテーマにしたプロジェクトも考えている。皆さんに長く楽しんでいただくために、より多くの市町村や地域に参加いただき、地元が持つ底力を生かしながらともに盛り上げたい」と意気込みを語った。

 この後、伊原木知事と長谷川さんによるトークセッションもあり、前回の芸術祭を振り返った。

アートディレクターに選任された長谷川さん(右)と伊原木知事
アートディレクターに選任された長谷川さん(右)と伊原木知事


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