岡山県津山市産の小麦「せときらら」を100%使用したパンが勢ぞろいする「パンフェスタ」が21日、同市新魚町のアルネ津山で開かれ、大勢の家族連れや買い物客らでにぎわった。
津山圏域の10ベーカリーがそれぞれ3種類以上を用意。食パン、イングリッシュマフィン、クリームチーズ、カンパーニュなど多彩なパンがずらりと並んだ。午前10時の開店と同時に長蛇の列ができる盛況ぶりで、訪れた人たちはお目当ての商品を次々に買い求めていた。神戸の有名ベーカリー「ブーランジェリー・ビアンヴニュ」の特別出品もあり、人気を集めた。
小学生の娘と2人で訪れた40代女性は、「地元店のおいしそうなパンがたくさんあってとても楽しめた。お目当ての品を二つ買うことができて良かった」と笑顔で話していた。
パン用小麦・せときららは同市が県内最大の産地となっており、さらなる普及とPRを目的に、地域商社・曲辰と市が2月に続いて開いた。曲辰では「津山産小麦は香りと風味の良さが特長。地元のおいしい食材をもっと知ってもらえるよう、今後もイベントを続けていく」としている。