師走の風物詩「津山第九演奏会」が1日、5年ぶりに復活。津山文化センター(岡山県津山市山下)に“歓喜の歌声”が響き渡り、待ちにまった市民ら約400人が“心のすす払い”をした。
津山第九をうたう会からバトンを受け継いだ津山文化振興財団の主催で38回目。
公募による合唱団と津山交響楽団などの約120人が出演した。関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者・藤岡幸夫さんの指揮で、ベートーベンの序曲「コリオラン」に続き、「交響曲第9番」を披露した。
第1~3楽章をオーケストラ演奏。クライマックスの第4楽章の合唱パートに入ると、ソリスト4人に導かれ、壮大なハーモニーをホールいっぱいに響かせた。演奏終了後は、拍手が鳴りやまなかった。
志戸部の保育士・河本拓馬さん(25)は「いつか見てみたいと思っていて、やっと見ることができた。やっぱりすごくて、歴史の重みを感じました」と話していた。
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