500人を超える観衆を魅了 「宮坂流」の公演 総理大臣賞獲得演目も披露/岡山・津山市

芸術 フィナーレを飾った城南海さんの「アカツキ」=岡山県津山市で
フィナーレを飾った城南海さんの「アカツキ」=岡山県津山市で
         

 舞踊集団「宮坂流」の「こんな舞台創ってみました」(同主催)が2日、岡山県津山市新魚町のベルフォーレ津山で開かれ、洗練された新感覚のステージが500人を超える観衆を魅了した。

 郷土民謡民舞全国大会の民舞グランプリの部で、同大会最高賞の「総理大臣賞」を獲得したとあって開演前から会場は祝福ムード。

 兵庫県から訪れていた、平井つや子さん(74)は「知人から紹介されたのがきっかけでファンになった。津山公演は2回目。新しい宮坂流を楽しみに来ました」と感情が高ぶっていた。

 二代目・宮坂一樹さん、宗家・宮坂身志さんをはじめ、歌手の城南海さん、木島ユタカさんら豪華なゲストを迎えてのステージは、同賞受賞曲で熊本県に江戸時代から伝わる民謡「牛深ハイヤ節」で開幕。会場のボルテージは冒頭から最高潮に。ほかにも、北は北海道の「ソーラン節」、南は沖縄の「花~すべての人の心に花を~」など多数の演目が披露され、華麗で優雅な舞に割れんばかりの拍手が会場を包み込んだ。最後は城さんの「アカツキ」で感動のステージを締めくくった。

 市内から知人らと来ていた会社員・日笠彰太さん(24)は「初めて宮坂流の舞台を見たが、終始圧倒された。次回公演にも足を運びたいと思う」と声を弾ませた。

「総理大臣賞」を獲得した民謡「牛深ハイヤ節」の披露
「総理大臣賞」を獲得した民謡「牛深ハイヤ節」の披露

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