岡山県警美作署は5日、架空のリフォーム業への投資名目で現金6000万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、埼玉県羽生市、自称会社役員・渡邉亜希子(51)と同市、アルバイト・山下智美(35)の両容疑者を逮捕した。
調べでは、容疑者2人は共謀し2023年9月18日に、通信アプリLINE(ライン)で大阪市の女性(59)に「個人事業でリフォーム業をしている。ホテルリフォームに1000万円投資してもらえば、30日で2倍にして渡す」とうそのメッセージを送り、1000万円を振り込ませた。
さらに、同月24日には「ホテルの改装工事で5000万円投資してもらえば30日で1億円にして支払う」とうそのメッセージを送り、3回に分けて5000万円を振り込ませた疑い。
渡邉は「6000万円を受け取ったことは間違いないがだまし取ったわけではない」、山下は「やっていないから答えようがない」と容疑を否認している。
同署によると、県内の女性から別の詐欺被害の訴えがあり、捜査で今回の容疑が浮上。他にも同様の被害があるとみて調べを進めている。