第4回令和作州城東むかし町 (同実行委主催) が2日、岡山県津山市の城東重伝建地区一帯で開かれた。 今年は7年ぶりにオープニングパレード「時代仮装行列」 が復活。市内外の行楽客らが江戸時代の面影を残す情緒あふれる町並みを散策しながら多彩なイベントを満喫した。
出雲街道の橋本町―東新町間1.2キロが歩行者天国になり、午前10時に開幕。同地区の玄関口・橋本町の大橋付近で開会式の後パレードが出発し、津山藩初代藩主の森忠政公家臣で美男として名高い名古屋山三郎や、名古屋と縁が深いとされる歌舞伎の創始者・出雲の阿国を筆頭に、 江戸時代の人物に扮(ふん) した住民らが、町を練り歩き、通りを華やかに彩った。
会場にはたこ焼きや焼きそばなどの「うまいもん屋台」、地場産野菜やハンドメイド雑貨の店が並び、射的やくじ引きなどの縁日、抽選で地区内ホテルの宿泊券が当たるスタンプラリーも人気を集めた。
さらに東会場の観光駐車場=東新町=では大道芸や和太鼓、 舞踊集団宮坂流による演舞、西会場の作州城東屋敷=中之町=では子どもたちのコーラス、紙芝居や津軽三味線が披露された。
総社市から帰省したという会社員の男性(40)は「大名行列を間近で見られて新鮮。射的では子どもが上手く当てることができた」と話していた。
同イベントは2019年まで30回開かれた 「出雲街道 津山城東むかし町」を22年にリニューアルし開催されている。
