8月に岡山県津山市で開かれる人気ロックバンドB’zのボーカル・稲葉浩志さんのソロライブ「Koshi Inaba LIVE2024~enⅣ~」の津山公演に向け、全国から市を訪れるファンや観光客をもてなそうと、市内の有志が3日、「津山おもてなしプロジェクト実行委員会」を立ち上げた。民間主導の取り組みとして、マップ作りや飲食・土産ブースの設置、ステージイベントなどを計画している。
同委員会は津山青年会議所や津山商工会議所青年部などのメンバー8人で設立。津山市役所東庁舎で初会合があり、委員長に就任した芦田雅嗣さんが「津山のまちが親切で、交流もできたと思って帰ってもらえるようなおもてなしをしよう」とあいさつした。
三つの分科会を置くことを承認。核となる「おもてなし隊」は、マップ作りや来場者への案内など。「出店分科会」は飲食と土産ブース、ファンや市民の交流ゾーンなどを設置する。「企画分科会」はステージイベントなどを計画する。専用のホームページも今月中に立ち上げる予定。
津山市と連携するほか、市民団体・B’z津山を盛り上げる会、津山商工会議所、市観光協会、津山文化振興財団、ソシオ一番街などと協力する。
プロジェクトは、特色あるまちづくりを展開する市の「津山まちじゅう博物館構想」の「人づくり」の一環。事務局は市に置き、稲葉さんのライブ以降も有名アーティストらのコンサートなどが開催される機会を見据えて、おもてなし体制を整備し、人材育成を進める目的。
市出身の稲葉さんのライブは8月13、14日に津山市山下の津山文化センターで開催。実行委は、2日間で全国から1万人のファンや観光客がセンター周辺に訪れると見込んでいる。
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