D51形蒸気機関車「旅立ちの汽笛」 今年初めの力強い音 観光客から拍手起こる/岡山・津山市

経済・産業 デゴイチの汽笛を鳴らすレバーを引く河野君=岡山県津山市で
デゴイチの汽笛を鳴らすレバーを引く河野君=岡山県津山市で
         

 元日に岡山県津山市大谷の津山まなびの鉄道館で、「旅立ちの汽笛」の鳴らし初めが行われ、来館者たちはD51形蒸気機関車(デゴイチ)から吹き出た力強い音とともに新しい年の始まりを祝った。

 2017年から続く恒例のイベントで、年始めの汽笛を鳴らす人を決める抽選には34人が参加。鉄道好きの保育園児・河野旭君(6)=岡山市=が選ばれ、正午に国旗を掲揚したデゴイチの横に立ち、高田宜嗣支配人に手伝ってもらいながらレバーを引っ張った。「ポーッ」と音が鳴り響くと周りで見ていた観光客からは拍手が起こった。

 年に数回、家族らと同館に訪れている河野君は「去年は(抽選に)はずれたけど、今年は当たってびっくり。大きな音が出た時はとてもうれしかった」と笑顔を見せ、「本物の列車と同じくらいの大きさのおもちゃが作れるようになりたいから、勉強したい」と目標を語っていた。

 通常時では、同館の営業日の正午と午後3時にスタッフが汽笛を鳴らしている。


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