映画『BADBOYS -THE MOVIE-』の完成披露上映会が4日、東京・丸の内TOEI=東京都=で開かれた。主演の豆原一成(JO1)をはじめ、池﨑理人(INI)、兵頭功海、西川達郎監督が登壇。豆原の「BADBOYS -THE MOVIE-完成披露上演会スタート!」という掛け声で場内が一斉に明転。集まったファンの前に、キャストと監督が姿を現すと、大きな拍手が沸き起こった。
豆原は、「わくわくどきどきしています。ついにこの日が来たんだなと」と初主演映画上演への感動を隠さなかった。また、約1年前の撮影を振り返り、「ここに立ってはじめて、この映画の主演を務めたんだと実感しています。みんなのおかげです。僕のファンの方ならわかると思うのですが、人見知りなので、座長として盛りあげていくのはどうやっていけばいいんだろうと思っていましたが、アドバイスいただきながら、僕らしくできた」との思いを語った。
共演の池﨑は「ライブよりも緊張しています」、兵頭も「俺も緊張してきた。今日は楽しい時間にしてください」と感激を口にした。
監督・脚本を務めた西川達郎氏は「ようやく皆さんに届けられる日が来ました。王道の不良映画としての魅力だけでなく、青春ドラマや現代のヒーロー像も盛り込んでいます」と今作の見どころを語った。
本格アクションについて、豆原は「トレーニング漬けの期間もありました。アクションデーがあって、最後は兵頭さんとぶつかるシーン。緊張感がすごかった」と語り、池﨑は「殴られるのが一番難しかった。毎回筋肉痛で」と振り返り、兵頭も「さらしを巻いた豆(豆原の愛称)が大きくて。顔はかわいいけど体はごつくてびっくりしました」と会場をわかせた。
『BADBOYS』は1988年から連載され、累計発行部数5500万部を超える“ヤンキー漫画の金字塔”。主役は暴走族「極楽蝶」のリーダー・桐木司。時代を超え、今の若者にも響く“仲間”と“誇り”の物語が、令和の新たな解釈でスクリーンに蘇る。作品には。“仲間が俺を強くした”というキャッチコピーがある。その姿と重なるように、豆原は「ここに立たせてもらっているのはJO1があってこそ。10人の仲間には感謝しかない」と胸の内を語った。
池﨑も「自分にとってもINI。韓国での合宿では何度も泣いて、支え合ってきた。そういう意味で『BADBOYS』っぽい」と重ね合わせる。兵頭は「悔しさや挫折を経験したことが、自分を成長させてくれた」と語り、三者三様の“強くなる理由”を明かした。
主題歌にはJO1の新曲『Be brave!』が採用されている。豆原は「作詞の中で、メンバーの2人(河野純喜、金城碧海)が僕のことを考えてくれたことを感じた。台本に書き込んだ自分のメモやストーリーが歌詞になっていて愛を感じた」と話し、池崎も「この曲が流れると、気持ちがこもります」と胸を熱くし、「あの背中は遠いけどもう振り返らない——あの歌詞はまさに司」と共感を寄せた。
最後に、豆原は「バッドボーイズという作品が令和の時代に皆さんのもとに新しい形で届いてほしい」と締めくくった。
岡山県真庭市で生まれ育ち、JO1の一員として数々の夢の舞台に立つ青年が、新たな伝説を背負い、令和のスクリーンに新たな火を灯す。
本作は30日より、全国で公開される。


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