「世界の蝶と昆虫展」が11日、二宮の二宮公民館で開かれ、希少種のチョウや甲虫類など多種多様な標本800点が展示され、訪れた家族連れや愛好家らが興味深そうに観賞した。
県北部の活性化を目的としたイベントに取り組む「つやまGプロジェクト実行員会」が、コロナ禍の中で遠出を控えている子どもたちを元気づけようと企画。メンバーの一人が2017年から収集しているコレクションを並べた。
赤と青、紫の極彩色のグラデーションが美しいアグリアス・ハイブリッドや、下部に黄色の斑紋があるシボリアゲハの異常型などの珍しいチョウがずらり。世界最大のヘラクレスオオカブトやゴライアスオオツノハナムグリ、「森の宝石」と呼ばれ金属のように輝くプラチナコガネなどが目を引いた。この日約150人が訪れ、「すごく大きい」「とてもきれい」と目を輝かせて見入っていた。
朝日塾小学校2年の花房樹君(8)=小田中=は「気に入ったのはキラキラ光るミドリフトタマムシ。自分もこの展示会をお手本に標本を作ってみたい」と話した。
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標本を見入る来館者