岡山県内主要観光施設の利用者調査

行政・公共
         

 県がまとめた7月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では42万914人でコロナ禍前の一昨年同月比15・3%減。 6月(同60・1%減)から大幅に回復し、美作県民局エリアの客足は同5・5%減(6月同41・8%減)とほぼ平年並みまで戻ったが、コロナ禍の影響が一時的に落ち着いたためとみられる。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。緊急事態宣言が6月20日に解除され、7月2日には感染状況の切迫度は最も低い「ステージ1(散発)まで改善した中、同5日から県民対象に県内の旅館やホテルの宿泊料を割り引く「おかやま旅応援割」もスタートした。
 美作エリアの10施設は計13万4443人。このうち津山城(山下)は一昨年同月比31・3%減の2447人(6月631人)、津山まなびの鉄道館(大谷)は同18%減の3736人(同552人)まで回復した。
 一方、後楽園(岡山市)などの備前県民局エリアの10施設は、一昨年同月比24・4%減の11万4316人、備中県民局エリアは同15・4%減の17万2155人だった。
 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ50施設のうち回答が得られた39施設の宿泊者数は一昨年同月比30・1%減で、6月(同57・2%減)より上向いた。
 県観光課では「県内の感染状況が着いたことから利用者も回復したが、8月はデルタ株による感染拡大の影響で再び厳しい状況となる見通し」としている。


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